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研究会 : 第3回フラストレーション東京セミナー
投稿者 : admin 投稿日時: 2008-9-28 (2060 ヒット)

第3回フラストレーション東京セミナー


日時

 10月2日(木)17:30〜

場所

 東大 本郷キャンパス 工学部6号館3階 セミナー室A

話題



  • 題目:パイロクロア型モリブデン酸化物におけるモット転移近傍の常磁性金属状態
  • 講師:井口 敏(東大院工 )
  • 要旨:R2Mo2O7は希土類イオン半径の違いによりモット転移を起こすことが知られている。高圧下では、この転移点の近くに比較的抵抗の高い常磁性金属相が存在することが新しく分かった。講演では、圧力効果の実験結果の報告とともに、常磁性金属相の発現機構の提案などを行いたい。


  • 題目:有機導体におけるスピンフラストレーションとモット転移
  • 講師:黒崎 洋輔(東大院工)
  • 要旨:近年、有機導体は強相関電子系のモデル物質として注目を集めている[1]。特にκ-(ET)2Cu2(CN)3という物質は、正三角格子構造によるスピンフラストレーションによって、低温においても長距離秩序を示さないことが知られている[2]。またκ-(ET)4Hg2.78Cl8という物質は、正三角格子構造を持つ上に、アニオン層の不整合なHg鎖によって実効的にホールがドープされている物質である。我々はこれらの物質の磁性を13C-NMR測定でアプローチしており、当日はこれらの物質の最近の進展を含めた実験結果を紹介する。
    [1] K. Miyagawa, K. Kanoda, and A. Kawamoto, Chem. Rev. 104 (2004) 5635.
    [2] Y. Shimizu et al., Phys. Rev. Lett. 91 (2003) 107001.

連絡先:frustration_tokyo@riken.jp


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