研究会
研究会 : 第7回フラストレーション東京セミナー
投稿者 : master 投稿日時: 2009-4-1 (2038 ヒット)

第7回フラストレーション東京セミナー

日時

 4月2日(木)17:30〜

場所

 東大 本郷キャンパス 工学部6号館3階 セミナー室A

話題

  • 題目:Thermal and Quantum Order by Disorder in Frustrated Magnets
  • 講師:Prof. Yong-Baek Kim (Toronto Univ)
  • 要旨:We discuss recent examples of order by disorder phenomena in frustrated magnets. We first show how certain spiral magnetic order arises via a order by disorder mechanism in a class of spinel systems AB2X4 where local moments reside at the A-sites. Second, we consider distorted and ideal Kagome lattices of Zn-paratacamite and herbertsmithites, and discuss how and what kind of valence bond solid phases may arise in these systems. Implications to the existing and future experiments are discussed.
  • 題目:S=1/2 擬カゴメ格子磁性体Cu3V2O7(OH)2・2H2O(volborthite)の磁気相図とスピンダイナミクス
  • 講師:吉田 誠(東大物性研)
  • 要旨:vorborthiteはCu2+イオンがS=1/2 スピンを持ち、歪んだカゴメ格子を形成する二次元フラストレート磁性体である。 比熱・磁化等の測定では測定範囲内の低温まで磁気転移が確認されておらず、その基底状態に興味が持たれている。最近、非常に良質な粉末試料が作成されたので、我々は vorborthite の基底状態を調べるために希釈冷凍機を用い0.04K までの低温領域において51V-NMR 測定を行った。低磁場(1〜4T)において51V サイトの核磁気緩和率1/T1 の温度変化を測定したところ、約1K において1/T1 は鋭いピークを示し、それに伴い51V-NMR スペクトルは大きく広がった。このことはvorborthite が約1K である種の反強磁性的状態に転移したことを示している。しかし、転移点温度以下での1/T1 は温度の一次に比例し, 1/T2 の温度依存性も異常であり、スピンは完全には凍結しておらず大きなゆらぎを残している可能性がある。また、更に高磁場側の測定から 5T以上で磁気構造もスピンダイナミクスも違う別の相に転移することがわかった
連絡先:frustration_tokyo@riken.jp


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