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研究会 : 第9回フラストレーション東京セミナー
投稿者 : master 投稿日時: 2009-11-4 (1805 ヒット)

第9回フラストレーション東京セミナー

日時

 11月5日(木)17:30〜

場所

 東大 本郷キャンパス 工学部6号館3階 セミナー室A

話題

  • 題目:スピンアイスの量子融解とカイラルスピン状態
  • 講師:小野田 繁樹(理研)
  • 要旨: 強いIsing異方性を示す古典的磁気モーメントを有したパイロクロア格子系磁性体において、スピンアイスが形成されることがよく知られている。一方、モーメントが小さな系では量子揺らぎのためにさらに新しい状態が出現することが期待される。本講演では、強結合展開により導出した有効模型の平均場解析・数値解析から、古典的スピンアイスが量子揺らぎのために融解する可能性を理論的に探究する。この状態を特徴づける中性子散乱プロファイル、多体四重極秩序や、カイラリティの相関を明らかにする。実験との関連について吟味する。

  • 題目:強相関金属磁性出現の場としての星形四面体格子とFe3Mo3N の物性
  • 講師:中村 裕之(京大工)
  • 要旨:ηカーバイト構造等に見られる星形四面体格子は、四面体を基調とする立体(星形四面体)をユニットとする立方格子で、パイロクロア格子の派生型と位置づけられる。サイト間距離が比較的近く直接の結合が期待できるため新たな強相関金属磁性開拓の場として有望であると同時に、新たなフラストレート格子として今後の展開が期待できる。本セミナーでは星形四面体格子の幾何学的特徴を議論し、また、星形四面体格子を持つ金属磁性体の一例としてFe3Mo3N の非フェルミ液体的ふるまいやメタ磁性について紹介する。

連絡先:frustration_tokyo@riken.jp


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