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第17回フラストレーション・セミナー

日時: 2月23日(火) 17:30〜

場所: 阪大豊中キャンパス 理学研究科D棟3階 D301

内容

  • 萩原 亮 (京都工繊大基盤科学)
    • 「Y124超伝導セラミクスのグレイン間秩序化を探る実験的研究」
    • 要旨: 弱く焼結したY124セラミクスは、グレインがπまたは0型の弱接合でつながったネットワーク系であり、フラストレーション効果が反映したグレイン間秩序化を示す。理論的には、ネットワークループ電流のランダム秩序である‘カイラルグラス’状態が推察されているが、秩序構造の直接的な知見は得られていない。近年、新たなアプローチとして、揺らぎ効果により残存する極微小抵抗の観測が試みられている。その実験的な展望と課題までを紹介する。
  • 川村 光 (阪大理)
    • 「コメント ― 理論的背景」

第16回フラストレーション・セミナー

日時: 12月15日(火) 17:30〜

場所: 阪大豊中キャンパス 理学研究科D棟3階 D301

内容

  • 中辻 知 (東大物性研)
    • 「パイロクロア遍歴磁性体のフラストレート磁性と時間反転対称性の破れ」
    • 要旨: フラストレート磁性体において、近年、新しいタイプの秩序の可能性が注目を浴びている。我々は金属パイロクロ格子系Pr2Ir2O7のフラストレート磁性と輸送現象を詳細に調べた結果、一見常磁性相と思われる温度領域において、自発的にホール効果が現れる現象を見出した。通常の磁気秩序を伴わない、この時間反転対称性を破った相とその起源を議論する。
  • 高津 浩 (京大理)
    • 「コメント ― 実験」
  • 木田孝則 (阪大極限セ)
    • 「コメント ― 実験2」

第15回フラストレーション・セミナー

日時: 11月10日(火) 17:30〜

場所: 阪大豊中キャンパス 理学研究科D棟3階 D301

内容

  • 前川 覚 (京大人環)
    • 「3d電子系パイロクロア磁性体のフラストレート磁性」
    • 要旨: 四面体が頂点を共有して三次元的に結合したパイロクロア磁性体について簡 単にレビューした後、これまでの希土類系とは異なり、3d電子系のパイロクロ ア磁性体であるs=1/2のCu2(OH)3Clとs=1のNi2(OH)3Clについて、核磁気共鳴 (NMR)法による実験結果を中心に、新奇な磁性について紹介する。複数の磁気 相の出現、スピン秩序と揺動の共存、測定手段により異なる磁性等、興味深い 磁性が観測されている。
  • 川村 光 (阪大理)
    • 「コメント ― 理論」

第14回フラストレーション・セミナー

日時: 10月13日(火) 17:30〜

場所: 阪大豊中キャンパス 理学研究科D棟3階 D301

内容

  • 松田 雅昌 (原子力機構)
    • 「ハニカム格子磁性体Bi3Mn4O12(NO3)のスピン相関と磁場誘起相転移」
    • 要旨: ハニカム格子磁性体Bi3Mn4O12(NO3)は、ワイス温度が-257 Kであるにもかかわらず0.4 Kまで長距離磁気秩序を示さない。これは、次近接相互作用によるフラストレーションに起因すると考えられる。この磁性を明らかにするために中性子散乱実験を行ったところ、低温で短距離反強磁性相関が発達することを見出した。また、磁場中でこの短距離磁気秩序が長距離秩序化する(無秩序-秩序転移)という面白い現象を観測した。磁気相互作用を見積もり、これらの現象の原因について考察する。
  • 東 正樹 (京大化研)
    • 「コメント ― 基礎物性」
  • 川村 光 (阪大理)
    • 「コメント ― 理論」

第13回フラストレーション・セミナー

日時: 9月8日(火) 17:30〜

場所: 阪大豊中キャンパス 理学研究科D棟3階 D301

内容

  • 木村 尚次郎 (阪大極限)
    • 「クロムスピネル酸化物の強磁場物性」
    • 要旨: クロムスピネル酸化物は磁性を担うCrイオンがパイロクロア格子を形成する物質で、磁場中において飽和値の1/2の磁化プラトーを結晶格子の変形を伴って発現する。この物質に関し強磁場ESR測定を行ったところ、交換相互作用が磁場とともに変化していく振る舞いが示唆された。
  • 辻本 吉廣 (京大理)
    • 「コメント ― 2次元正方格子系の強磁場物性」

第12回フラストレーション・セミナー

日時: 7月14日(火) 17:30〜

場所: 阪大豊中キャンパス 理学研究科D棟3階 D301

内容

  • 川上 則雄 (京大理)
    • 「2次元フラストレートハバード模型における磁性/非磁性モット転移」
    • 要旨: 2次元フラストレート電子系の典型例として、チェッカーボード格子と3角格子ハバード模型におけるモット転移を経路積分繰り込み群法を用いて調べた結果について紹介する。まず、チェッカーボード格子模型を用いてモット転移が弱相関から強相関に至るまで高精度で記述できることを確認する。さらに3角格子ハバード模型の量子相転移について調べ、絶対零度において金属相/非磁性絶縁相/120度ネール絶縁相の間に一次相転移が生じることを示す。これまでに知られている理論相図や有機導体κ-ET塩の相図の関係についてもふれる。
  • 中澤 康浩(阪大理)
    • 「コメント ― 比熱測定より」
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第11回フラストレーション・セミナー

日時: 6月23日(火) 17:30〜

場所: 阪大豊中キャンパス 理学研究科D棟3階 D301

内容

  • 廣田 和馬 (阪大理)
    • 「リラクサー誘電体にひそむフラストレーション」
    • 要旨: リラクサー誘電体の巨大な誘電応答には、微視的に存在する不均質な状態とせめぎ合いが強く関与しているらしい。リラクサーを構成するイオンの構造的安定性と電気的中性の間の競合、誘電分極の対称性の短距離秩序と長距離秩序の矛盾など、リラクサーにひそむフラストレーションとそれがもたらす不均質性について議論する。
  • 大和田謙二 (原子力機構)
    • 「コメント ― リラクサーのX線散乱、回折」
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第10回フラストレーション・セミナー

日時: 4月21日(火) 17:30〜

場所: 阪大豊中キャンパス 理学研究科D棟3階 D301

内容

  • 太田 仁 (神戸大分子フォトセ)
    • 「強磁場ESRからみたカゴメ格子反強磁性体」
    • 要旨: 最近,新規なS=1/2カゴメ格子反強磁性体のモデル物質が多数提案され,実験的研究が活発となっている。ここでは我々の強磁場ESR測定からみた様々なカゴメ格子反強磁性体のモデル物質の基底状態およびスピンダイナミクスについて議論したい。
  • 川村 光 (阪大理)
    • 「コメント ― 理論より」
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